有料老人ホームの看護業務は、患者さんの自立度次第で大変さが変わります

有料老人ホームの看護業務:大変さは自立度次第

有料老人ホームの看護師業務は、働いたことがない場合、看護師でもなかなか想像しづらいかもしれません。実は、有料老人ホームは、運営会社や入居者さんの自立度にもかなり差があり、ケアの内容や看護師に求められるスキルにもかなりの幅があるといえます。

まずは、要介護度が3以上の方が多い、有料老人ホームの業務についてお話します。そういった職場では看護師は、かなりのケア技術を求められることが多いです。

最近では、在宅酸素療法や在宅用の人工呼吸器、そのほかに持続的陽圧換気法などの機械を使っている利用者さんも多いので、そのあたりの操作も求められることもあります。

褥瘡や糖尿病による下肢の潰瘍の処置やストマの交換、吸引、経管栄養の準備や介助、インシュリン注射など医療処置も多いです。

忙しい反面、処置内容はそこまで変わることがなく、看護師にとっては医療処置をしている方が慣れていて仕事しやすいという方も多いので、好みは分かれるようです。

要介護度が、比較的軽い老人ホームでは、食事の介助や話し相手、レクリエーションに参加することもあるようです。医療処置が少ない反面、日々の健康管理のためバイタルサインを測定したり、利用者さんの心配事など話を聞くこともあります。

コミュニケーションのウエイトが重くなる場合が多いです。インシュリン注射については、介護度が低くても必要な方が多いので、食事の前に注射をする業務は外せないようです。

有料老人ホームで、どこでも共通してあるお仕事が、薬の管理業務です。実際に薬を配るのは看護師だったりケアワーカーだったりと職場によって違います。

提携の病院などで処方されたお薬を週ごとや食前食後などで分けて利用者さんごとに用意された箱に1回分ずつ詰めておくことや、飲めているかの確認を行うのは看護師の仕事です。

ほぼ一日、薬剤業務で終わる日もあるくらい有料老人ホームで、重要な位置付けの業務といえます。 このように、有料老人ホームでもある程度の医療処置のスキルは必要で、逆に一人で行うことが多いぶん病院よりも習熟度が求められることが多いのも現状です。

日勤のみの仕事のところが多く、定時で帰れる職場が多いのですが、働いている看護師の数が少ないため休みにくい部分もあるようです。そのあたりを考慮して転職を決めると良いと思います。